イチゴ栽培:その3~うどんこ病の簡単な経過と肥料についてお勉強

「私」時間

前回うどんこ病の疑いがあり、薬剤を振りかけて数日。ほぼ元気に成長中。

土や葉の粉拭きはあるが、悪化もなければ改善もない。よくわからない状態。

もしかしてうどんこ病ではなかった?という疑いも。でもうどんこ病だったら困る。疑わしきは罰する!先日あった卵は消えて、葉っぱに小さな虫が1匹発見!やはり卵だったか・・・

ということで、また薬剤を振りかけておきました。対策その2として考えていた重曹スプレーはまだ勉強中なので、市販の薬剤2回目。

最近順調につるを伸ばしていそうなイチゴ。さてそろそろ考えなければいけないのは肥料問題。頻度と量。これについて考える。

あくまで園芸初心者が、様々なサイトから勉強してまとめたものなので、参考程度に。

肥料の三大要素とは

窒素・リン酸・カリ 

もちろん聞いたことはあります。しかし、それらが植物にどう影響するのか知りません。

窒素

空気中に存在し、たんぱく質の元となるアミノ酸を含んでいる光合成に必要な葉緑素を作るために必要。植物は直接吸収できず、土壌の微生物が分解することで吸収できる。たんぱく質の元となるため、植物に窒素が足りないと生育不良になる。過剰だと実が付きにくく害虫が着やすくなるだけではなく、土壌汚染にもつながる。

窒素に特化した窒素肥料というのがあるそうです。我が家はちょっとしたプランター栽培で園芸初心者にはレベルが高すぎるので、軽く流します。

もっと詳しく知りたい方はこちらを参考に→https://agri.mynavi.jp/2018_06_03_28564/

リン酸

養分供給のバランスは窒素より少なくカリより多い。開化結実に関係し、実肥とも呼ばれる。植物は、炭酸同化作用(光合成)と窒素同化作用という2つの作業をしている。それを助けているのがリン酸。窒素同化作用は、吸収した窒素分をタンパク質(細胞)に代えるためにリン酸が手助けをしている。リン酸は土壌の金属成分と結びつきやすく根から吸収されないので、過多にはなりにくい。しかしリン酸過多になると、土壌の亜鉛やマグネシウム、鉄が欠乏する。リン酸が不足すると窒素を消化できなくなり、窒素過多になる。また生育が悪くなり、開化や結実の遅れ、葉や実が小さくなる。

こちらを参考にしました→https://www.sc-engei.co.jp/fertilizer/working/P/

カリつまりカリウム

植物の細胞内で様々な化学反応を促進する。水分の蒸散の調整にもかかわる。根肥ともよばれ、根を元気にする。過剰症状は出にくい。欠乏すると、古い葉の色が悪くなり、新芽が成長不良となる。根の伸びも悪く、根腐れを起こす。果実は大きくならず、味が低下する。

こちらを参考にしました→https://www.sc-engei.co.jp/fertilizer/working/K/

ここまで書いたところで、気が付いたこと。イチゴはすくすく成長しているように見えて、新芽の成長が悪いと感じていました。ツルを伸ばしてはいるものの、葉が増えない。もしかしたらすでに肥料が必要な時期かもしれない。

肥料の種類について

ガーデニング用・家庭菜園肥料~朝日アグリア株式会社~

https://www.asahi-agria.co.jp/gardening/type_of_fertilizer

肥料の種類は主に有機質肥料と無機質肥料があるとのこと。

有機質肥料:動物、植物由来の肥料・・・魚かす、油かす等

無機質肥料(化学肥料):鉱物や化学合成して作られた肥料・・・塩カリ、尿素、硫酸アンモニア等

上の肥料を配合したり形を変化させたりした肥料が配合肥料や化成肥料と呼ばれるもの。

配合肥料:2種類以上の原料をただ混ぜ合わせただけ。

化成肥料:配合肥料を化学的または物理的工程を経て、粒状などに形作ったもの。・・・有機質だけを使用して配合した化成肥料は有機質化成肥料という。

有機質肥料の特徴

肥料の成分が植物に吸収されにくい形になっているため、土壌の微生物に分解されて、植物に吸収されやすい形に変化するのを待つ。

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効き目はゆっくりと表れ、長く効く。土壌を改良し、ふかふかな土壌へ。

家庭菜園では元肥(もとごえ)として使われることが多い。微生物による分解状況で効果の現れ方が変わるため調整が難しい。分解の過程でガスが出るため、臭いが気になるとあるが、市販されている元肥をいくつか使用したが、臭いはさほど気にならない。

無機質肥料

植物が吸収されやすい形のため分解を待たなくてもいい。

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即効性が高く、持続性は低い。臭いやガスは出ない。

土が持つ緩衝作用(水分やpH、イオン濃度、生物などの状態を一定に保つ働き)が弱まるため、硬い土になる。過剰肥料による肥料やけが起きやすい。

※肥料やけ:根の機能が壊れ、しおれたり枯れたりする。

今後の方針を考える

理想を言えば、実家の畑や義実家の庭の家庭菜園のようなふかふかな土がいい。けれども、両方とも生ごみ等をコンポストで分解し、畑に撒いている。流石に転勤族のマンション住まいの我が家では、ベランダにコンポストを置くのも臭いが気になるし、たまにやってくる鳩やカラスに狙われかねない。引っ越しの時にもひと手間になるため、そこまでは手間暇考えると無理。

方針としては最初は元肥を使い(すでに使っている)、有機質肥料で追肥をする。植物の生育具合を見て必要な要素が含まれた肥料を使う。終了後の土は、土の状態や次に栽培する植物に応じた元肥を使用して土を再利用できる状態にする。

追肥の仕方

購入してほぼ2週間、先ほども書きましたが新芽の成長を促すために追肥をすることにしました。

追肥(おいごえ・ついひ):作物の植付け後、元肥の効果が薄れてきたころに施す肥料のこと。

プランター栽培では窒素とカリは流されやすく、不足するので追肥として補給が不可欠らしいです。

そして追肥は、作物が吸収しやすいように根の先の方に施す。根元よりも伸びた根の先端から水分と肥料を多く吸収するため、吸収効率を上げるために根の先端あたり、それは見えないので葉が広がっている下あたりを目安にするとよいそうです。

こちらを参考にしました→https://sakata-tsushin.com/yomimono/rensai/premium/essay_yoshida/20190319_007755.html?pageNum=2

追肥のタイミングは、水やりで水をたっぷりあげたあと。肥料は水分に接することで栄養分が土の中に染み出ていくので、水やりを終えた後だと土の水分を利用することができるようです。

ちょうどイチゴ用の肥料が残っていたので追肥しました。

水をたっぷりあげた後、赤線の範囲内に追肥を行いました。


去年購入し、残っていた肥料です。主原料に比率は、窒素5:リン酸8:カリ5

新芽の成長が悪いと感じているのでカリが多い方が良いのかなと感じつつも、花びらが散り、これから実が大きくなる時期のため、リン酸が多く必要な気もする。

3株の苗に対して追肥で40g。一握り上記サイトでは女性の一握りはー10gと考えておくそうです。そして土壌の肥料バランスの安定化のために施肥のタイミングを細分化することをお勧めされていました。過去に肥料を適量撒いたけど実が思うように成長しなかった経験もあります。うどんこ病の影響があるかもしれませんが、施肥の細分化は試してみてもいいと思いました。

追肥は2か月で3回、一握り(20~30g)行う。

終わりに

葉が枯れていたら水をやる、育たなかったら肥料をやる。単純にそれぐらいしかしてきませんでした。

しかし調べてみると、植物の状態に応じて、種類やタイミング、場所、量を考えないといけないことを知りました。植物も生き物。当たり前と言えば当たり前で、私が無知で浅はかだっただけですね。

勉強としては十分ではないけれど、園芸初心者を脱するために一歩前進したはず。

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