☆幼児の英検☆受け方

子育て

2020年より小学校でも英語教育が義務化され、子供たちが大人になったときは英語が特殊な能力ではなく、必須であり当たり前の能力となっているでしょう。それを理解しているご家庭は、子供に幼いころから英語に触れさせたい将来英語を話せる大人になってほしいと考え、英語教育を行っていると思われます。

子供に英語を学ばせているけれども、「身についているのだろうか」という疑問や「子供がやる気がない」「目標がほしい」とお考えであれば、英検を受験してみるのはいかがでしょうか?

英検に挑戦するのは合格だけが目的ではありません。子供が目標を決めて、それに取り組むことの大切さを学ぶことです。

試験会場の張り詰めた空気の中に自分がいるという緊張感、一歩大人に近づいたというワクワク感で子供の瞳はキラキラ輝きます。そして1時間の試験を受けきったという自信はきっと子供を成長させてくれるでしょう。

英検とは

公益財団法人 日本英語検定協会が主催する国内最大級の英語検定試験です。

7つの級に分かれており、リーディングリスニングスピーキングライティング4技能で英語力を測ります。5級、4級ではリーディング、リスニングのみ実施され、3級以上は試験を2回に分け、1次試験はライティングを追加し、1次試験を通過した人だけ2次試験ではスピーキングが実施されます。

※各級の特徴は英検のHPをご覧ください。

我が子は英検を受けられる?~その1~態度

英検受験を考えていても、「ちゃんと座っていられるかな」「声をださないでいられるかな」などの子供の行動や精神面での不安はあると思います。

そんなときは、こちらのチェックリストを参考にしてください↓↓↓↓↓

  1. ひらがな・カタカナ・数字が読める
  2. 母子分離の状態でも精神面が安定している
  3. 自宅での模擬試験で「声を出さない」「キョロキョロしない」「大きな音を出さない」を守ることができる
  4. 普段から1時間程の習い事や勉強を座って受けることができている

習い事などで親から離れる場面や日常的に机に向かう習慣がついていれば、おそらく会場でも静かに試験に臨むことができるでしょう。

英検は親と離れて緊張感のある会場で他の受験者と一緒に試験を受けます。もし子供が1時間ほどの試験時間を耐えられそうになければ、他の受験者に迷惑をかけてしまってもいけないので今回は辞退してください。

今はできなくても半年後、1年後を見据えて自宅で練習を初めてみるのもいいかもしれませんね。

我が子は英検を受けられる?~その2~英語力

英検の受験級の目安は、まず「英検のHPに各級の目安」を参考にしてください。HPには過去問も掲載されているのでぜひチェックを!

ただ・・この問題、小さな子供が解けるかな・・・と思うかもしれません。でもご安心を!!!

我が子の英検のため、過去数年分の過去問を何度も繰り返しやった私の感想は、

5級は出てくる単語がほぼ同じ!(笑)・・語弊はありますが、、

基本的な単語が何度もでてきます。また似たような言い回しもよく出てきます。だからといって簡単に子供が覚えられる訳ではありませんが、根気強く繰り返し解いていれば段々覚えてきます。

過去問がざっくりとですが7割程度正解できれば合格の可能性は高いでしょう。

英検の申し込み方

英検を受ける状況が整ったら、実際に英検の申し込みをしてみましょう。

1年に3回、1月6月10月ごろに実施。申し込み開始はその2か月前ほど前から。

ここで注意!!!!!

受験会場は本会場準会場があります!

本会場・・・HPから申し込み。受験地によって決まる。受験票が送られてくるまでどこで受験するか分からない。高校などの教室の一室を使う場合もある。

準会場・・・英検HPに掲載されている場所から選び、自分で申し込みに行く。英会話教室などが開催場所となっている。

金額も若干違います。参考までに・・・5級受験で数年前に本会場では¥3800、今年準会場では¥2500

幼い子供の英検の受験は本会場と準会場のどちらがオススメ?

それは、準会場です!!!

理由はまず、自宅から近い、利便性の良い場所を選べるから。

そして一番の理由は、子供の緊張を和らげるためです。

ただし、準会場は申し込み方法が会場ごとに違い、申し込み方法や時間帯が指定されている場合もあります。また会場が小さいので定員に達したら締め切られます。申し込みが開始されたら必要事項を確認し、早めに申し込みをしましょう。

申し込み~受験日までの流れ

本会場と準会場で若干違います。

                 本会場

  • 英検HPより申し込み
  • 1~2週間前に受験票が自宅に届く
  • 受験票に写真を貼る

                準会場

  • 会場に申し込みに行く
  • 受験票の代わりに受験申込書の控えをもらう

受験日

いよいよ受験!幼い子供の受験はいろいろと不安ですよね。子供が試験だけに集中できるように準備が大切です。こちらをぜひ参考にしてください。

まず一般的に受験票にかかれてある持ち物は、↓↓です。

HB鉛筆、消しゴム、受験票(受験申込書の控え)、時計(会場によっては不要)

しかし幼い子供が受験する場合は↓

  1. 無地に近いBが2Bの鉛筆を3~4本
  2. カバーをはがした消しゴム2個
  3. できるだけシンプルなデジタル腕時計(時計が読めるならアナログでもOK)
  4. 高さのある座布団or大きめのバスタオルを折りたたむ
  5. 受験票(受験申込書の控え)
  6. 必要事項を記載・マークした紙
  7. できるだけ無地に近いor使い慣れているバックで、上着などが入るサイズの物
  8. 水筒
  9. 待ち合わせ場所を印刷した紙

理由は、

  1. HBだと筆圧の弱い子供はマークが薄い。力が入って鉛筆の芯を折ってしまう。落として自分から言えない。
  2. カバーで遊ぶ。落として自分で言えない。
  3. 機能が多いと試験中に遊ぶ。アナログは読めない場合もある。
  4. 身長が低いと高さが足りない。
  5. 準会場の場合、webでの合否確認のために暗証番号を決めておく
  6. 万が一親が記載できなかった時に備えておく。
  7. いつもと違うバックは気になってしまいます。上着が必要な季節は、忘れ物を防ぐためにも脱いだらすぐに入れておく方が無難。
  8. 緊張して喉が渇くため
  9. 場所によっては建物の外での待ち合わせとなります。周辺地図を印刷し、待ち合わせ場所にマークをつけ、親の電話番号を書いておくと、子供が迷ったときにも安心です。

⑥に関しては本会場と準会場でマークシートの必要事項記載部分の内容が異なるため、注意してください。

どちらの会場でも下見をしておくと安心です。

受験会場で親はいつまで子供のそばにいることができる?

試験会場で子供がソワソワしてしまわないか、不安になっていないか心配ですよね。

受験当日のスケジュールは、

集合時間→説明開始→試験開始→試験終了

説明開始時間になると、監督者が音声を流します。それが終わると受験者が監督者の指示に従って氏名など必要事項の記入を始めます。

親は必要事項を記入し終えるまで。試験開始の5~10分前には退室。

退室するときには子供の荷物を整理し、静かに退室しましょう。

試験終了後

終了時間には試験は終了し、試験会場には再び入ることはできません。子供は自分の荷物を片づけて一人で退室することになります。

試験用紙、持ち物を確認し、待ち合わせ場所に向かうことを事前にしっかりと説明しておいてください。

結果について

翌日→web上で解答閲覧可能

約3週間後→web上で合否閲覧

約1か月後→自宅に試験結果が届く(準会場の場合は、会場によって違います)

おわりに

英検は自分の取り組んだ努力が数値化され、容赦なく点数で評価されます。成功体験が欲しい子供にとっては辛いかもしれません。不合格ともなれば挫折を味わいます。

しかし、「努力した過程」「受験会場でちゃんと試験を受けることができた経験」は、親の声かけ次第で「大きな自信」「次なる目標」をたてる力となります。もちろん、合格すれば英検は子供にとってとてもカッコいい賞状(証明書)というご褒美がもらえます。

合格も不合格もすべて得るものはあります。もし、お子さんの英語力がある程度ついてきたな、目標が欲しいなと思われたら、お子さんに英検というものがあることを伝えてみてはいかがでしょうか?

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